2003年・米
監督/マイク・フィッギス
出演/デニス・クエイド

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映像作家のクーパーは妻子とともにNYから田舎へと移り住む。
新しい家は銀行の抵当流れ物件で、
中の荷物も含め丸ごと買い取った。
歴史ある古い邸宅に触発されたクーパーは
前の住人が残した写真やフィルムを使い、
この屋敷の映画を作ろうとする。
そんな時、突然前の住人だったデイルが現われて・・・
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都会のNYより自然あふれる田舎で子供達を育てたい。
そんなワケで抵当流れのコールド・クリーク邸を買い取ったクーパー。
中の家財を含め丸ごと買い取る。
映像作家のクーパーは、
屋敷で映された膨大な写真とフィルムに触発され、
屋敷の歴史を映画にしようと考える。

この時点ではクーパー達にとって前の住人は存在感のない
歴史の一部に過ぎない。
だから、「丸ごと買い取った」家のあったものは
オレのもんだろという意識で
勝手に前の家財を売り払い、
写真やフィルムを使って「お仕事」しようとする。

この辺の感覚に蛍風ちょっとビックリ。
「権利」を主張するお国柄なのかしらん。

そして突然、前の住人デイルが屋敷に現われる。
刑務所がえりのデイルはこの屋敷で働かせてくれと言う。
そして・・・

予想通りの展開を見せるストーリー。
この屋敷には・・・デイルは・・・
始めの10分みて、展開が読めるほどの素直さ。
衝撃の・・とか驚きの・・などはまったくなし。

ほほぉ〜と思ったシーンは、
田舎に来てもケータイを離そうとしない娘。
親に反抗する気持ちがよく表れていた。

蛇を見つけて大パニックを起こすクーパー一家。
一家そろってものスゴイパニックぶり。
そこへデイルが簡単に捕まえ、
田舎じゃ蛇は珍しくないとサラリと言う。

先祖代々コールド・クリーク邸に暮してきたデイルが
「俺の家から出てけ!」
「お前こそ俺の家から出てけ!」とクーパー。

これらのシーンは良かった。でもそれだけ。

クーパー役デニス・クエイド
その妻リーア役シャロン・ストーン
デイル役スティーヴン・ドーフ
彼に思いを寄せるルビー役ジュリエット・ルイス
監督が『リービング・ラスベガス』のマイク・フィッギス

豪華な人材集めて、これだけの作品?
もっとなんとかならなかったのか?

物足りなさを感じた作品。

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