『28日後... 』
2004年5月30日 洋画サスペンス・ミステリー・ホラー・SF
2003年・英
監督/ダニー・ボイル
出演/キリアン・マーフィ
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動物愛護家が研究所から動物を解放したが
その動物は殺人衝動を引き起こすウィルスに
感染した動物だった・・・
================================
何人かの動物愛護家が研究所に勝手に忍びこみ
研究のために動物を虐待するな〜おサルさんを助けるんだ〜と
人の話も聞かずにチンパンジーを檻から出したら
チンパンジーはお礼をいうどころか
うぎゃぎゃーと彼等を襲い、
彼等もまたうぉうぉーっと人を襲って
人類滅亡の危機になりました。
事故で28日間眠っていて何も知らない主人公は
目覚めて人気のない町にアラ、ビックリ。
何か行動を起こすなら、
人の話もキチンと聞かないと恐ろしいことになりますよ〜って
おハナシ。
もうちょっと真面目に言うなら、
ウィルスによって28日間で人類滅亡の危機を迎えるという
一見荒唐無稽に思える事柄が
もしかしたら、自分が知らないだけで充分起こりうる事では・・?と
心理的に不安にさせる作品。
そこに映画ではおなじみのゾンビがユラユラ現われ、
必死に逃げる人々。
生き残るためには、他人に関わっている暇はない
生き残るためには、他人と協力しなくてはいけない
どちらももっとものようで、実際、我が身にふりかかった場合
どちらを決断するのだろうか?
生死が分かれる決断をできるだろうか?
安全だと思われる場所に、やっとたどり着いても
仲間全員が最後まで安全だとは限らない。
人の生き死には無情だ。
希望を失わず、耐えて耐えぬいても死は関係なく襲ってくる。
あの時、こうしておけばと後悔しても、元には戻らない。
生き残るためには、進むしかないのだ。
印象的なのは無人のスーパーで食料を調達するシーン。
必死でゾンビから逃げている彼等の休息ともいえるシーンに心が和む。
彼等のウキウキ気分が伝わる、食料だけでなく
「上等な」酒を選ぶシーンが特に好きだ。
もしもそういう事態になったら、
必ず酒を手にするヤツがいるだろうな〜と微笑んでしまった。
エンディングはまったく異なる2種類が収録されている。
ハッピーなものと悲壮感ただようものの2種類。
個人的には悲壮感ただようエンディングの方が
作品全体のトーンにあっているような気がする。
たとえどんなことがあっても、
生き残るためには進んでいかなければならない悲壮感。
そのほうが微妙なリアル感がラストには相応しいと思った。
昔風のゾンビ映画をイギリス風にシニカルに
そして微妙なリアル感で味付けした作品。
とはいえ、冒頭の
「何人かの動物愛護家が・・うぎゃぎゃ〜・・うぉうぉー・・」
ってのが素直な感想なんだけどね(笑)
監督/ダニー・ボイル
出演/キリアン・マーフィ
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動物愛護家が研究所から動物を解放したが
その動物は殺人衝動を引き起こすウィルスに
感染した動物だった・・・
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何人かの動物愛護家が研究所に勝手に忍びこみ
研究のために動物を虐待するな〜おサルさんを助けるんだ〜と
人の話も聞かずにチンパンジーを檻から出したら
チンパンジーはお礼をいうどころか
うぎゃぎゃーと彼等を襲い、
彼等もまたうぉうぉーっと人を襲って
人類滅亡の危機になりました。
事故で28日間眠っていて何も知らない主人公は
目覚めて人気のない町にアラ、ビックリ。
何か行動を起こすなら、
人の話もキチンと聞かないと恐ろしいことになりますよ〜って
おハナシ。
もうちょっと真面目に言うなら、
ウィルスによって28日間で人類滅亡の危機を迎えるという
一見荒唐無稽に思える事柄が
もしかしたら、自分が知らないだけで充分起こりうる事では・・?と
心理的に不安にさせる作品。
そこに映画ではおなじみのゾンビがユラユラ現われ、
必死に逃げる人々。
生き残るためには、他人に関わっている暇はない
生き残るためには、他人と協力しなくてはいけない
どちらももっとものようで、実際、我が身にふりかかった場合
どちらを決断するのだろうか?
生死が分かれる決断をできるだろうか?
安全だと思われる場所に、やっとたどり着いても
仲間全員が最後まで安全だとは限らない。
人の生き死には無情だ。
希望を失わず、耐えて耐えぬいても死は関係なく襲ってくる。
あの時、こうしておけばと後悔しても、元には戻らない。
生き残るためには、進むしかないのだ。
印象的なのは無人のスーパーで食料を調達するシーン。
必死でゾンビから逃げている彼等の休息ともいえるシーンに心が和む。
彼等のウキウキ気分が伝わる、食料だけでなく
「上等な」酒を選ぶシーンが特に好きだ。
もしもそういう事態になったら、
必ず酒を手にするヤツがいるだろうな〜と微笑んでしまった。
エンディングはまったく異なる2種類が収録されている。
ハッピーなものと悲壮感ただようものの2種類。
個人的には悲壮感ただようエンディングの方が
作品全体のトーンにあっているような気がする。
たとえどんなことがあっても、
生き残るためには進んでいかなければならない悲壮感。
そのほうが微妙なリアル感がラストには相応しいと思った。
昔風のゾンビ映画をイギリス風にシニカルに
そして微妙なリアル感で味付けした作品。
とはいえ、冒頭の
「何人かの動物愛護家が・・うぎゃぎゃ〜・・うぉうぉー・・」
ってのが素直な感想なんだけどね(笑)
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