2002年・伊
監督/ジュゼッペ・フェッラーラ
出演/オメロ・アントヌッティ
   ジャンカルロ・ジャンニーニ

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アンブロージア銀行の頭取ロベルト・カルヴィ。
政界・財界・宗教関連と様々なコネクションをもつ彼は
金融業界で君臨していたが、
ふとしたことから不正資金輸出の疑惑で逮捕され・・・
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テムズ河にかかる橋で首つり死体となって発見されたカルヴィ。
自殺か他殺か?
現在までに判明していることをもとに映画化。

む、難しい・・・。

カトリック系銀行としてヴァチカンから庇護を受ける一方、
フォークランド紛争中にアルゼンチンに資金提供。
フリーメーソンとも関係を持つ。
マフィアとも関係を持つ。
もちろん政界にも与野党問わず寄付。

こうして複雑にあらゆる関係を紡いだ彼だが、
不正資金輸出疑惑で逮捕されるや否や、
味方につけていたつもりが、
逆に皆から秘密を知る「やっかいな人物」となってしまう。

・・・ってことなのかしらん?

たくさんの団体名が出てくるが、
当時のイタリアの社会背景が良く分からないため大混乱の蛍風。
唯一、法王暗殺未遂事件のことは記憶にあるケド。

政財界、及び宗教界を震撼させた有名な事件らしいが、
そんなことは知らない蛍風には、
ただただ人物関係を追うのが精一杯だった作品。

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