『ジョニー・イングリッシュ』・・残念な吹き替え
2004年3月17日 洋画コメディ・ラブストーリー
2003年・英
監督/ピーター・ハウイット
出演/ローワン・アトキンソン
====================
英国秘密情報局MI‐7のエリートスパイ達が全員死亡し
事務職のジョニーが急遽スパイに大抜擢!
王室の戴冠用宝玉の警備にあたるが、
何者かによって盗まれてしまう。
そしては英国王位をめぐる大事件に発展する・・・
===============================
Mr.ビーンことローワン・アトキンソン主演作。
エリートスパイに憧れる事務職のジョニー・イングリッシュ。
タナボタでスパイに任命され有頂天。
スパイらしいコート着こなしをし、
カッコだけは一人前なのだが、やることなすこと大失態の連続。
それを周囲には失敗だと気づかせないように
さも当然のように言い訳するジョニー。
このへんがローワンらしい笑い。
そんなジョニーをサポートする部下のボフ。
ハッキリいってこのボフのほうが頭脳明晰で、仕事がデキる。
そんなボフの素晴らしいサポートぶりに
もしかしてボフはエリートスパイかも?
いやいや敵のスパイでは?と思ったのだが、
最後までドジなジョニーに忠実に尽くすボフ。
これがイギリスの階級社会、文化というものだろう。
主従関係がキッチリしている。
どんなに出来がよくても部下は部下。
主人がバカで執事が優秀でも、立場が変ることはない。
ハリウッドだったら、ジョニーとボフは相棒・コンビとして
同等の扱いにされるのでは?
物憂い雰囲気でつかみ所のないフランス人黒幕
パスカル・ソヴァージュ。
このパスカルに扮するジョン・マルコヴィッチがこれまたGOOD!
たわいのないストーリーだが随所に笑いが散りばめられている。
シンプルなストーリーだからこそ、笑いに集中できる。
そして前代未聞のカーアクション!(笑)
ローワンの演技も期待通りの笑い。
マルコヴィッチも期待通り、いやそれ以上の出来。
残念な点は吹き替え。
ジョニー役が声優ではなく芸能人ということで
頑張ってはいるが、ところどころに固さがみられ
また、ローワンのキャラとしても違和感を感じた。
それに対しパスカルは、鼻に抜けたり巻き舌になったりと
日本人が想像する完璧な「おふらんす」喋り!
迷った挙句、オリジナル音声で観たあとに
面白そうなパスカルのシーンだけを日本語音声で観た。
いつも思うのだが、吹き替えはやはり声優にアテて欲しいな・・・。
007シリーズを執筆した脚本家が
007シリーズをパロッているらしいのだが
007シリーズが苦手の蛍風にゃ、その点はいまいちピンとこない。
秋林瑞佳サマなら、何をどうパロっているのか
お分かりになるかもしれない。
それでも気楽に面白く楽しめた作品。
あぁ・・・ジョニーの吹き替えだけが本当に残念。
監督/ピーター・ハウイット
出演/ローワン・アトキンソン
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英国秘密情報局MI‐7のエリートスパイ達が全員死亡し
事務職のジョニーが急遽スパイに大抜擢!
王室の戴冠用宝玉の警備にあたるが、
何者かによって盗まれてしまう。
そしては英国王位をめぐる大事件に発展する・・・
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Mr.ビーンことローワン・アトキンソン主演作。
エリートスパイに憧れる事務職のジョニー・イングリッシュ。
タナボタでスパイに任命され有頂天。
スパイらしいコート着こなしをし、
カッコだけは一人前なのだが、やることなすこと大失態の連続。
それを周囲には失敗だと気づかせないように
さも当然のように言い訳するジョニー。
このへんがローワンらしい笑い。
そんなジョニーをサポートする部下のボフ。
ハッキリいってこのボフのほうが頭脳明晰で、仕事がデキる。
そんなボフの素晴らしいサポートぶりに
もしかしてボフはエリートスパイかも?
いやいや敵のスパイでは?と思ったのだが、
最後までドジなジョニーに忠実に尽くすボフ。
これがイギリスの階級社会、文化というものだろう。
主従関係がキッチリしている。
どんなに出来がよくても部下は部下。
主人がバカで執事が優秀でも、立場が変ることはない。
ハリウッドだったら、ジョニーとボフは相棒・コンビとして
同等の扱いにされるのでは?
物憂い雰囲気でつかみ所のないフランス人黒幕
パスカル・ソヴァージュ。
このパスカルに扮するジョン・マルコヴィッチがこれまたGOOD!
たわいのないストーリーだが随所に笑いが散りばめられている。
シンプルなストーリーだからこそ、笑いに集中できる。
そして前代未聞のカーアクション!(笑)
ローワンの演技も期待通りの笑い。
マルコヴィッチも期待通り、いやそれ以上の出来。
残念な点は吹き替え。
ジョニー役が声優ではなく芸能人ということで
頑張ってはいるが、ところどころに固さがみられ
また、ローワンのキャラとしても違和感を感じた。
それに対しパスカルは、鼻に抜けたり巻き舌になったりと
日本人が想像する完璧な「おふらんす」喋り!
迷った挙句、オリジナル音声で観たあとに
面白そうなパスカルのシーンだけを日本語音声で観た。
いつも思うのだが、吹き替えはやはり声優にアテて欲しいな・・・。
007シリーズを執筆した脚本家が
007シリーズをパロッているらしいのだが
007シリーズが苦手の蛍風にゃ、その点はいまいちピンとこない。
秋林瑞佳サマなら、何をどうパロっているのか
お分かりになるかもしれない。
それでも気楽に面白く楽しめた作品。
あぁ・・・ジョニーの吹き替えだけが本当に残念。
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