2002年・中国
監督/チャン・イーモウ
出演/ジェット・リー

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秦王は刺客から身を守るため
百歩以内には人を近づけなかった。
そこへ無名という男が、秦王の命を狙う
最強の刺客3人を倒した手柄で
10歩まで近づいて謁見を許される・・・
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秦王を狙う刺客・残剣(ツァンジェン)
飛雪(フェイシェ)長空(チャンコン)を
倒した褒美に、秦王に10歩まで近づいて
謁見を許された無名(ウーミン)。

秦王が無名に、いかにして3人を倒したと問う。
そして無名は静かに語り始めるのだった・・・。

二転三転とするストーリー。
すご腕の刺客を倒したというジェット・リー演じる
無名のアクション。
ワダ エミの風になびく衣装。
イーモウならではの美しい映像。

映画というより本を読んでいるような感覚になる。
それも金で飾られたビロードの表紙の豪華な絵本

私はシルクの天蓋付きのベッドに横たわりながら
優雅に物語を聞いている。
語り部は、できれば子安武人が良い。

そんな優雅な気分にさせられる作品である(笑)

映像美あふれる作品なのだが、
『火山高』の時にも感じたように
CGとワイヤーの使い過ぎがかえって興ざめ。
最近の映画は、
ど〜してもクルクルまわらなければ
気が済まないのだろうか?(笑)


ジェット・リーとドニーイェンのアクションに
イーモウの映像ならば、
そのままで充分だと思うのだが・・・。

やり過ぎの感もするCGとワイヤーだが
観終わった後には、刺客の話にも関わらず
華麗で優雅な印象を受けた作品。
ジェット&ドニーのアクションシーンが
もっとあれば良かったのだが・・・。

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