『バスキア』・・ボウイ様、化けたね！

1996年・米
監督/ジュリアン・シュナーベル
出演/ジェフリー・ライト
　　 デビッド・ボウイ

============================================
80年代に活躍し、わずか27歳でこの世を去った
ジャン＝ミシェル・バスキア。
彗星のごとくアート界を席巻した彼の生き様を描く・・・
============================================

豪華キャストである。
ベニチオ・デル・トロ
デニス・ホッパー
ゲイリー・オールドマン
コートニー・ラブ
ヴィンセント・ギャロ
そして蛍風お気に入りのクリストファー・ウォーケン様！（笑）

沢山出演しているため、個々の出演シーンはごくわずかである。
しかし、それぞれがインパクトを持ち、且つ己を主張せず
作品のトーンが一定している。
これが本来の豪華キャストの意義ではないだろうか？

アンディ・ウォーホル役のデビッド・ボウイ様！
いつもならスターのオーラ振りまくりのボウイ様だが、
本作品ではボウイ様ではなくウォーホルにしか見えなかった！
そういえばウォーホルが亡くなった時は
すごい騒ぎだったことを思い出した。
あれから15年くらい経つのだろうか・・・。

本作品は画家の伝記というより
バスキアという1人の青年の青春映画にも思える。
ピュアで才能豊かな彼が、いかに人を愛し、愛され、
そして人気が出るとともに孤独になっていったか。

キャスト、音楽ともにGOODな作品。