2001年・仏
監督/ジャック・クルーゾ
   ミッシェル・デバ

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100種類を超える渡り鳥達の旅を
CGを一切使わずに、記録した作品・・・
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↑こんな風にしか説明できないあらすじ。

たくさんの渡り鳥達。
なぜ、彼等は過酷な旅をするのだろうか?
彼等の目に移る地球は、どんなものなのだろうか?

とてもとても美しい映像。
そして劇的な構図。

いつもと同じように、
音声・日本語吹き替え、字幕・日本語で観ていたのだが、
吹き替えは、オリジナルにはないところまで、
延々と情景を説明している。
確かに、分かりやすく感情移入しやすいが、
「想像する」範疇を狭められているような気がする。

それに比べてオリジナルは、ほとんどナレーションがなく、
少し冷めた感じで、状況を説明する程度。

解説がない分、各々の感情にゆだねられる感じがする。

んん〜、ただね〜・・・
劇場でオリジナル音声で観た人は退屈しなかったのだろうか?
そんな危険性がある作品でもある。

蛍風は、鳥が好きなので、
この素晴らしい映像と美しい鳥たちの羽に夢中になったけど、
興味がない人には、かなりツライ作品なのでは?

格調高く、スケールアップした「生き物地球紀行」みたいな作品。

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