2003年・米
監督/ラリー&アンディー・ウォシャウスキー
出演/キアヌ・リーブス

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ネオは毎晩のように悪夢にうなされていた。
それは愛するトリニティーが命を落すというものだった。
そして予言者を信じるモーフィアスとともに、
再びマトリックスへと乗り込むネオだったが・・・
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前作のことは覚えているつもりだったが、
細かな部分を忘れていて、思い出しながら観た蛍風。

たしかに、高速道路のシーンは面白く、見応えがあったが、
前作のほうが面白かったような・・・。

派手なアクションシーンの次は、観念的な禅問答のような会話、
その会話で眠くなったところで、また派手なアクション・・・。
そのくり返しの印象を受ける。
しかもエージェント・スミス軍団と戦うシーンは、
格闘ゲームのような感じだったし・・・。

衝撃を受けた作品の続編ということで、
評価のハードルが厳しくなるのは仕方がないのだが、
目新しさを感じることは少なかった。

前作はモーフィアスとの友情や、
自分の使命に恐れ・不安を抱いたネオ等の
心理面が面白かったのだが、
本作品は、心理面というより、説明的な部分が多かったのでは?

しかしながら、シリーズものにたまにある
「次回作の予告編的作り」ではなく
リローデッドも1つの作品としての出来、完成度は合格点。
前作および『アニマトリックス』を観てから、
本作品を観れば、また印象が違ったかもしれない。

前作には届かないなぁ〜と思う反面、
『リローデッド』1つではなく、次回作を観なければ
評価はだせないとも思った作品。

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