1992年・米
監督/ジョナサン・リン
出演/ジョー・ペシ
   ラルフ・マッチオ

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ビルはたまたま車で立ち寄ったアラバマ州の小さな店で
うっかり商品をポケットにいれたまま出てきてしまった。
パトカーに呼びとめられて、うっかり万引きをしたことを認めようとしたが、
罪状はなんと殺人だった・・・
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古風で厳格なアラバマ州の小さな町で逮捕されたビルとその友人。
殺人犯に間違われた彼等は、
ニューヨークにいるビルのいとこのビニーに弁護を頼む。

しかし、ビニーは殺人事件はおろか、法廷にたった経験もなかった。
彼は司法試験に6年目にやっとパスしたばかりだったのだ。

ビル役にラルフ・マッチオ。
ああ、お懐かしいお名前。
『アウトサイダー』『ベスト・キッド』以外には、
なかなかお目にかかることのない元青春アイドルスター。

この作品でも、彼のその後の芸歴をあらわすかのように
パッとしない、目立たない。

ビニー役のジョー・ペシ。
その婚約者モナ・リサ役のマリサ・トメイ。
この2人が絶妙にGOOD!

厳格なアラバマの法廷でもビニーのはみ出しぶりに笑い、
80年代終わりから90年代初頭にかけて流行した
肩を強調した初期ボディコンに身を包んだモナ・リサに
当時を思い出し、照れくさくなった蛍風(笑)

モナ・リサを演じたマリサ・トメイはこれでアカデミー助演女優賞。
え・・・マリサ・トメイってアカデミー女優だったとは!
このヒト、よく見かけるけど、強烈なインパクトではなく、
気がつけばそこにいた、という印象。
「ワタシを見て見て〜」とオーラだしまくり女優ではなく、
地味だが堅実に脇を固める実力者のイメージ。

それが本作品ではジョー・ペシ相手にギャーギャーワーワーと
にぎやかにパワフルな演技。

ペシの演技が良い
トメイの演技も良い
脚本も良い
笑いもあるし、法廷劇でも成立する
ガハハと笑って、スカッとする

しかし、ビル役が何故ラルフ・マッチオなのか?
マッチオでなくても良いと思うのだが、
マッチオでなくてはいけない理由がわからない。
とはいえ、蛍風、ラルフ・マッチオだから観る気になったんだけどね(笑)

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