2002年・米
監督/トム・ダイ
出演/ロバート・デ・ニーロ
   エディ・マーフィー

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ロス市警の堅物刑事ミッチ・プレストンは、
ひょんなことから捜査実況中継番組に、渋々出演することに。
彼の相棒に選ばれたのは役者志望のトレイ・セラーズ。
まったく正反対の2人がコンビを組むことに・・・
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デ・ニーロさんとコンビを組むのはエディ・マーフィー。
あら、久しぶりなのでは?エディ・マーフィー。

デ・ニーロさん扮する堅物刑事ミッチは、
署のイメージアップのため、出たくもない捜査密着番組に出演することに。
刑事番組とくれば、コンビが必要でしょうと、相棒が募集される。
そこへ役者&刑事志望の警官トレイが登場。

トレイはいかにも視聴者が喜びそうなテレビウケの
「演技」を披露して、見事相棒に選ばれる。

まったくタイプの違う二人のやりとりが面白いうえに、
ウィリアム・シャトナーが、刑事の演技指導をする。

刑事の演技は眉だ。眉をぴくっとさせる。犯人が分かったという演技だ。

麻薬は舌の先で舐めてみる。眉をぴくっとさせる。これは麻薬だ!

そんなシャトナーの演技指導に
本物の警官、しかも堅物のミッチはついていけない。
「舐めたのが青酸カリだったら?本物の刑事は舐めたりしないぞ。」

デ・ニーロさんとエディ・マーフィー。
個性の強い二人が、相乗効果でお互いを一層ひき立てる演技。
これぞコンビもの!

マーフィーが得意のしゃべくりを披露すればするほど、
デ・ニーロ扮するミッチのおかしなまでの堅物さが強調され、
ミッチがかたくなになればなるほど、マーフィーの軽い機転が強調される。
見事なコンビぶりである。

特にエディ・マーフィーにいたっては、
往年の「48時間』や『ビバリーヒルズ・コップ』のような
「いかにもエディ・マーフィー」ぶりで懐かしくて嬉しい。
エディ役の吹き替えも下條アトム氏で、これはもう完璧!
懐かしくて嬉しくて涙がでちゃいそうだ(笑)

ちなみにDVDでは劇中撮影していた番組「ショウタイム」の
オープニング映像が観られる。
これがいかにも「捜査密着番組」らしくて笑える。
これは隠し場面なので、ボタンをポチポチ押して
是非探して観て欲しい。

痛快、爆笑、
特に蛍風世代にはエディ・マーフィーのらしさあふれる演技が楽しい作品。                                                                                                                               

ところで「隠し場面」は・・・
                                                                      

ギャラリーのキャストのところで、デ・ニーロさんでもマーフィーでもいいので、
名前にカーソルを合わせて「→」。
すると右上の警察マークの色が変わるので、それを「決定」。
それで「ショウタイム」の映像が観られます。

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