2002年・米
監督/マイケル・ケイトン・ジョーンズ
出演/ロバート・デ・ニーロ

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ヴィンセント・ラマーカは、NY市警殺人課の敏腕刑事。
麻薬の売人の死体が発見され、容疑者の指紋が採取された。
それは息子ジョーイのものだった。
ヴィンセントの父は殺人犯で死刑になっていた。
そして今度は息子が殺人事件の容疑者となった・・・
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実話を元にした作品。

父が幼女誘拐の末、あやまって殺してしまう。
誘拐中の出来事で、彼は殺人犯として死刑になった。

ヴィンセントは、父を逮捕した警官に引き取られ、
幼心に真面目に生きようと決心し、優秀な刑事になった。

しかし、妻と離婚して幼い頃に別れた息子が、
殺人事件の容疑者となった。

歴史は繰り返されるのか?
殺人は遺伝なのか?
「刑事」と「父」で揺れるヴィンセント。

いや〜、これが実話だとは・・・。
悲しい運命を背負ったヴィンセントの人生は、
映画よりも過酷でドラマチックだ。

「父」と「刑事」で揺れるヴィンセントを演じるのはデ・ニーロさん。
デ・ニーロさんとくれば、エキセントリックな際立った演技を期待したが、
実話ということで、おさえ気味の演技。
それがよりリアルに感じさせる。

しかし、蛍風苦手の「父・息子」モノで、
ストーリー的にピンとこない部分や、盛りあがりにかける展開など、
「デ・ニーロものにしちゃ、随分と地味」というのが感想。

ヴィンセントの実話として観れば、過酷で悲しくなる。
単純に映画としてみれば、随分と地味な作品。

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