2001年・米
監督/チャールズ・シャイア
出演/ヒラリー・スワンク

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名門ヴァロア家に生まれたジャンヌ。
父は政敵におとしいれられ、両親が死亡してしまう。
領地も没収され、幼くして孤児となったジャンヌ。
彼女の夢は名誉と館を取り戻すことだった・・・
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蛍風達「ベルばら」世代にはお馴染みの首飾り事件のお話。

ん〜・・・。
「ベルばら」のような華麗な作りを期待していたのだが、
どこか安っぽく感じてしまう。
おそらくスワンク嬢のりりしいお顔立ちが
ヒラヒラレースのドレスにマッチしないせいだろう。
アントワネット役のジョエリー・リチャードソンも
イメージ的にちょっとおばさんな感じ。
アントワネットといえば、可憐なルックスをイメージしてたんだけど。

しかし呪術師カリオストロ伯爵役の
クリストファー・ウォーケンは良い!
ウォーケン様はこの作品でも曲者的オーラをはなっておられる。

お気に入りのウォーケン様がでていれば、評価は2割増しなのだが、
それでもこの作品はピンとこない。
おおざっぱで安い感じは、
アイドルが隠し芸大会でハリウッド映画を演じているのに似た安さ。
おフランスのお話なのに、おセンスにかけるというか・・・。
そこがアメリカというか・・・。

ストーリー自体は悪くない。
歴史上に残る一大スキャンダルなわけで、お勉強になる。
屋敷を取り戻すため、詐欺を働くジャンヌは哀れにすら思える。
しかしながら、骨太スワンク嬢とアントワネットに違和感を覚える。
あたしゃ「ベルばら」のほうが好きだわさ(笑)

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