2000年・米
監督/ミッチ・アルボム
出演/ジャック・レモン

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ミッチは人気スポーツライターとして
常に時間に追われる生活をしていた。
ある日偶然につけたTVに、大学時代の恩師モリー先生が。
モリーは難病のASLに侵されて、余命いくばくもないというのだ・・・
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そういえば最近ヒューマンドラマ観てないな、ということで。

あら・・・?
あらあら・・・?
なんだか観たことある場面だわ。
この作品は今月リリースされたばかりのものなのに・・・。
勘違いかしらん?予知能力?私はエスパー?(笑)

観終わって、はっきりと分かりました。
蛍風は、この作品をNHKで以前観たことがありました。

ストーリーは、
常に時間に追われる生活をしているスポーツライターのミッチ。
愛する彼女にすら「〆切まであと3分。3分待ってくれ」と言う始末。
ある日、偶然TVで大学時代の恩師モリーのインタビューを目にする。
モリーは難病ASLに侵され、余命幾ばくもない。
卒業式でまた会いに来ますと約束してから16年。
1度も恩師を訪ねることのなかったミッチは
意を決して、モリーに会いに行く。

そして16年という歳月を感じさせないまま、
モリーの最後の授業が始まる。
死に向かうモリーの授業は「いかに生きるか」。

とても良いお話なんだけど、
「なんでこのシーン観たことあるんだろ?」と気になって
前半は集中できなかった。
しかし見た記憶があるにもかかわらず、
モリーとミッチの生き様にグイグイ引き込まれていったのは
この作品の持つ力であろう。

人は「時間がない」と理由をつけて
問題から逃げてしまってはいないだろうか?
忙しさの中で、本当に大切なものを見失っていることに
気づきもしない日々ではないだろうか?

メーカーによるとこの作品のウリは
「ジャック・レモンの遺作」という事らしいが、
「NHKで放送して大反響」ということを
ユーザーに告知しても良かったのでは?

いや・・ビデオ店としては、あまりそれをおおっぴらにすると
レンタルしてもらえないから困るんだけどね(笑)
蛍風、1ユーザーとしては、TVで観た作品をレンタルしてしまったのは
ちょっとショックだった。
分かっててレンタルするのと、そうじゃないのとでは
気持ちの問題がね・・・。

とはいえ、この作品、原作がベストセラーということで
ストーリーは感動的である。
そこに「死をむかえるモリー」と「ジャック・レモンの遺作」が重なって
より一層、奥深い作品となっている。

忙しい毎日を送っている時こそ、ふと立ち止まって
考えたい作品。
きっと心になにか響くものがあるはず・・・。

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