2000年・英
監督/アレックス・ピラリ
出演/ナオミ・ワッツ

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父を亡くしたアリスは、領主にひきとられた。
美しく成長したアリスに、領主は結婚をせまるが
アリスは領主の長男チャールズとかけおちする。
領主から隠れて古い屋敷で新婚生活を始めたアリスに
何者かの気配が・・・
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予告編では、ホラーっぽい作りなのだが、
実際はホラーの「ホ」の字もない作品。

19世紀のイギリスが舞台ということで、
メイドさんのヒラヒラレース帽子など
衣装がとってもロマンチック。

器量の良い孤児アリスをひきとり、年頃になったら
恩着せがましく結婚をせまる領主。
しかしアリスは長男のチャールズと恋仲で
2人は駆け落ちするのだった。
2人が領主から隠れて暮すのは、
当の領主さえあまり近づかない古い屋敷。
・・・なんてロマンチックなのかしらと思ったら
その屋敷には、得体のしれない「何か」が監禁されていた。

う〜む・・・
長男チャールズはボンボンですな。
都会に出ては借金を作りまくり、
金がなくなると、父のところに戻ってくる。
この甘ちゃんのチャールズが駆け落ちして生活するのに
選んだ場所が、父親の数ある屋敷の1つ。
アリスってば、男を見る目がないのか?

これはホラーでもなんでもない。
財産に心を奪われし者が、自分に邪魔な存在を
影で密かに不幸におとしいれようとする。
その魔の手がアリスに・・・というお話。

作品の雰囲気がいいのだが、ストーリーが単純で駆け足展開。
ま、テレフューチャーだから仕方がないのかもしれないが・・・。

個人的には同じ題名でもウッディ・アレンの『アリス』の方が
比べ物にならないくらい好き。

ナオミ・ワッツがキレイだった、そんな感想しかない作品。

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