『ゾルタン★星人』・・量で勝負

2000年・米
監督/ダニー・レイナー
出演/アシュトン・カッチャー
　　 ショーン・ウィリアム・スコット

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お馬鹿コンビのジェシーとチェスターは、
朝目覚めると、昨晩の記憶がまったくなくなっていた。
おまけにジェシーの車もなくなっていた。
車と記憶を探す2人の前に、セクシー・エイリアンや
エイリアンおたくが次々と現れて・・・
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メーカーが「おばかちんこめでぃまつり」として
リリースした3本のうちの1本。

「これはおバカです」と宣言しているものは
大抵の場合たいしたことのないバカチンが多いので
あまり期待はしていなかった。

本作品は、まずまず合格点のバカチンですな（笑）

前夜の記憶がないジェシーとチェスターの前に
「昨日の夜は素敵だったわ」と、憧れの美女が話しかける。
「多連続変形体を渡してくれたら、エロティックなサービスする」と
セクシー美女軍団が現れる。
同じく「多連続変形体をよこせ」とマッチョな2人の男や
エイリアンおたくまで現れる。

全編通してのコメディというよりは、コント集のような
小粒な笑いの連続だが、まあ、これが結構笑える。

蛍風が1番笑ったのが、チャイニーズのドライブスルー。
注文するとスピーカーから「それから？」の返事。
もう1品頼むと、また「それから？」
何を言っても「それから？」の返事（笑）
2回言ったところで笑ってしまったが、3回目からは
なんだかクドイなぁと思ったのも束の間、
今度は延々と続く「それから？」に笑い転げてしまった。
まさに質より量って感じだ（笑）

質より量といえば、登場人物が、
バカチン好きにはたまらないキャラのオンパレード！

身長の違う双子、ヤク中犬、エイリアンおたく。
このエイリアンおたくが着ているのが、
こわれものを包む、ビニールのぷちぷちで出来たジャンプスーツ。
当然ジェシーとチェスターはそのぷちぷちをつぶす。
「やめてよ、これ高いんだから」と怒るおたく（笑）

謎のセクシー美女軍団に「君だれ？」とたずねると
「ホットでイケてる女」の返事。
それって答えになってないじゃないか！
しかし、納得してそれ以上追及しない主人公達（笑）

そして極めつけが巨大セクシー美女！（ミニスカ＆パンチラ）

この巨大女がミニスカあ〜んどパンチラってとこが
バカチンらしくていい。
そういえば、巨大美女がのし歩く映画あったな・・・
なんだっけ・・・？
あ、ダリル・ハンナの『ジャイアント・ウーマン』か？！

ジェシーとチェスターが記憶を探す点は『メメント』
巨大セクシー美女は『ジャイアント・ウーマン』を
連想させる。
ストーリーがどうとかではなく、
単純にギャグやキャラに笑いたい作品。