2002年・米
監督/カール・フランクリン
出演/アシュレー・ジャド
   モーガン・フリーマン

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弁護士として腕が認められ、家庭でも夫のトムと
仲むつまじく暮らすクレア。
しかし突然トムが「ロン・チャップマン」の名で
逮捕されてしまう。
夫の無実を信じ、特殊なルールの軍事法廷で
戦うことを決意したクレアだが・・・
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上官の命令が絶対とされる軍事法廷で
夫の無実を証明しようと頑張るクレア。
海軍出身で軍に勝訴したことのあるモーガン演じるチャーリーと
巨大権力に挑みながらも、知らなかった夫の過去に
苦悩する。

私の夫は何者?
何を信じればいいの?
それでも私は夫の無実を証明するわ!
陰謀になんか負けるものですか!

・・・とまぁ、そんなことを言いたかった作品なんでしょうな。

国家的陰謀、独特のルールの軍事法廷、
海軍特殊部隊、そしてモーガン・フリーマン
これらで男性観客をゲット。

敏腕弁護士がキャリアを捨ててまで
愛する夫の無実を証明しようと、国家権力に挑む。
夫の過去に驚愕しながらも、夫を愛し信じる妻。
これで女性層をゲット。

な〜んて欲張り過ぎて、収集がつかなくなった作品である。

事件の被害者の家族がクレアに言う。
「夫の無実を証明したいだけで、真相はどうでもいいんだろ」

まさにその通りの展開。
結局、問題は解決されず、なんじゃらほいって感じである。

おまけに犯人は誰かなんてすぐに予想がついてしまう。
なんで敏腕弁護士のクレアは気づかないんだ(笑)

様々な要素を行き当たりばったりで盛り込みすぎ
収集がつかなくなった展開。
モーガン・フリーマンを活かしきれていない。

正直言って、かなりつまらなかった作品。

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