その昔、ホラー映画はレンタルビデオ店においてドル箱商品だった。
劇場公開作品はもちろんのこと、未公開作品でも回転が良かった。
テレビ放映が難しいゲロゲロな作品が特に回転した。
それにあやかって、本来ならサスペンス作品のものまで
無理やりホラーっぽい邦題をつけてリリースされていた。

しかし、世間を震撼させる残虐な事件が相次いで
起こった頃から
ホラー映画は目のかたきにされた。
「事件はホラー映画に影響されたものだ」
「ホラー映画は諸悪の根源だ」と。
そしてホラー映画のスペースは一気に縮小されていった。

ところが、1999年頃のいわゆる世紀末ブームで
にわかにホラー映画が人気を集めるようになった。
ただし、昔は何人も血がぶしゅーぶしゅー出て殺されるような
いわゆるスプラッターが主軸だったのに対し、
最近は『シックス・センス』に代表されるような
精神的に怖いもの、超常現象ものか、
あるいは『ルール』のような学園ホラーものへと変わりつつある。
特に学園ホラーはそのライトな作風からか、
女性客もレンタルしてくれるので、回転率は良い。

一方邦画ホラーはその湿り気のある恐怖から
中高生を中心によく回転する。
ちなみに蛍風は邦画ホラーは苦手だ。
だって・・・怖いんだもん(笑)

盛りかえしつつあるホラーだが、毎月リリースされる数は未だに少ない。

これからホラーはどうなっていくのか?
蛍風の好きなバカチンホラーがリリースされるようになるのか?
ビデオ店としてはもう少し状況を見極めねばならないトコロである。

今月観た作品は『ロード・レノックス・・』や『料理は・・』など
ガッカリする作品があったが、
最後の最後に『翼をください』で救われた。
『ロミー&ミッシェル』『ミュリエル・・』の
蛍風懐かし音楽の作品も良かった!

今月低回転で救えなかったビデオ
『バッド・テイスト』さん、さようなら
ピーター・ジャクソンが監督だから
『ロード・オブ・ザ・リング』関連でレンタルされるかと思ったのに・・・。
『ピンクフラミンゴ』さん、さようなら
蛍風の中では定番だと思ってたのに残念である。

来月はいよいよSWエピソード2がリリースされるが
どうなんだろ?
ファンはセル版を選ぶんじゃないかな・・・?

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