2002年・米
監督/デビッド・フィンチャー
出演/ジョディ・フォスター

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離婚したばかりのメグは、元夫のあてつけのため
緊急非難室・パニックルームがある
4階建ての豪華な一軒家に引っ越す。
しかし引越し初日、何者かが家に侵入して・・・
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夫の浮気で離婚したジョディ扮するメグ。
娘と2人で暮す新居は、夫のあてつけに4階建ての豪華の一軒家。
前の住人は体が不自由な老人で看護人やら使用人と暮していた。

・・・しかしさ、2人で住むには広過ぎるとは思わないのか?!
ま、自分を捨てて他の女のもとに行った夫に対して、
はん、あんたなんかいなくたって私達は2人で楽しくやっていけるわって
虚勢をはるのは分かるような気がするけど。
それにしたって、いくつもある部屋にバスルーム、
掃除が大変じゃないか〜?!
冷静に考えれば、この物件は自分達には
維持・管理が難しいと分かるのにさ。
蛍風のちっちゃな部屋だって、
仕事から帰宅してからの炊事・洗濯は大変なんだから!(笑)

で、不幸なことに引越し初日の夜に、泥棒さんに侵入されるメグ親子。
とっさにパニックルームに逃げ込むが・・というお話。

夜中の泥棒さんとの攻防ということで、画面はずっと暗い。
暗くてフォレスト・ウィテカーの演技がよく見えなかったのが残念。
ジョディは凛とした冷静さを保つ美しさが魅力なのに
今回はパニックになりながらも子供を守ろうとする母親役。
メグ役は当初はニコール・キッドマンの予定だったそうだが、
言われて見れば、ニコールに似合いそうな役だ。
彼女なら暗い画面の中で、恐怖におののく表情から
ほのかな色気が感じられたであろう。

フィンチャーということで、ラストのどんでん返しを覚悟していたが、
素直なサスペンスに仕上がっている。
全編を通しての緊張の連続はさすがと思う。
見事なサスペンス作品だと思う。
・・・思うが、仕事から帰ってクタクタの体には、
この112分連続緊張はかなりツライ。
何気なく観る作品ではない。
気合充分・やる気マンマンの状態で臨まないと
作品の持つ気迫に負けてしまいそうになる。そんな作品。

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