1999年・米
監督/ゲイリー・シニョール
出演/クリス・オドネル
   レニー・ゼルウィガー

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祖父が死に、1億ドルという巨額の遺産を
相続することになった独身主義者のジミー。
しかし、相続の条件は30歳の誕生日までに結婚をすること。
恋人アンと別れたばかりで、しかも30歳の誕生日は明日。
会社のためにも何としても結婚しようと
昔の彼女達に次々とプロポーズするが・・・
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自らを野生馬に例えて独身主義を貫くジミー。
友人たちが次々と脱落、いや結婚していき
とうとう最後の1人になってしまったことで結婚を決意する。
しかし心の中では、まだまだ独身でいたい気持ちがあるからか
恋人アンへのプロポーズは「君の勝ちだ」と言って
彼女を怒らせてしまう。

一生に一度のプロポーズに「君の勝ちだ」ってのは
言っちゃぁイカンよ。
結婚とは「新しいスタート」なのに
「勝ち負け」と表現したらゴールになっちゃうよ。
それに「勝ちだ」なんて言われたら
ホントは結婚したくないけど、しょ〜がないから結婚してあげるよって
言われたみたいでショック受けるよ。絶対断るよ。うん。

アンと別れた後に祖父が死に、遺産を相続する条件を満たすため
再度アンにプロポーズするが、やはり心のどこかで
独身でいたい気持ちがあるのか、またもや大失敗。

そこで過去の女性にアタックするのだが、
最初はモテモテ独身貴族の気分が抜けないのか
どの娘にしよっかなぁ〜と余裕シャクシャク。
しかしね、何らかの理由があって別れた関係だもの
「遺産相続するから明日結婚して」と言っても
誰一人承諾してくれない。
気持ちは焦る、時間は過ぎていく、しかし花嫁は決まらない。
その心境の変化をクリス・オドネルは見事に演じている。
そしてそれを静かに見つめる
神父のジェームズ・クロムウェルも素晴らしい。

しかしね、しかしね、1番は過去の女を演じた
ブルック・シールズですわ!!!
お金のためにと割りきって
「イッチオックドル〜 イッチオックドル」と呟きながら
式に臨むブルック!(笑)
細かな条件にプルプルしながらも、
クールに割りきって結婚しようとするタカビー女のブルック!
体もデカイが態度もデカイ女をカンペキに演じるブルッキー!!
いや〜、もしかして地?と思う程すんごいのよっっ(笑)

美少女が大人になったら使う役が限られるとか。
もちろん演技力があれば全然OKなんだけど
そこそこの実力だとコメディーぐらいしか役どころがないとか・・・。
う〜ん、美人は3日で飽きるけどブスは3日で慣れるってヤツだろうか。
美人ってのも大変なんだなぁ・・・。

ストーリーがGOOD
ほんわかとした表情のレニーをはじめ、キャストがGOOD
特にブチ切れたブルックがサイコー!

ハッピーな気分になれる作品。

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