2001年・米
監督/スティーヴン・ヘレク
出演/マーク・ウォールバーグ

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クリスはロックバンドのスティールドラゴンの
ボーカリスト・ボビーを崇拝していて、
自らもトリビュートバンドで歌っている。
ある日ボビーのもとに1本の電話が。
それはボビーの後釜としてスティール・ドラゴンで
歌わないかというものだった・・・
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トリビュート・バンドという言葉は初めて知った。
「コピーバンドじゃない」と劇中言ってたけど
どこが違うのかしらん・・・。

ボビー役はマーク・ウォールバーグ・・・。
蛍風の中では、初めてマークを見たのが『ブギーナイツ』だったので
マークの名前よりデカ○ラ男とインプットされていた。
(いや〜、下品な言葉でスンマセン・・笑)
その後『 PLANET OF THE APES 』を見てからは
デカ○ラ男改め「猿男」と呼ぶようになってしまった。
で、この人はいつも骨っぽい顔が印象的なのだが
本作品ではほのかな色気がにじみ出ていた。
彼女役のジェニファー・アニストンも色気を感じた。

この2人、今までキレイとか色っぽいとか感じたことないのに
この作品ではとにかく仄かな色気があるのだ!
栄光とドラックとセックスが渦巻く
80年代ロックバンドを描いているせいなのかな?

80年代ロックバンドということで蛍風には
涙ものの懐かしい曲やシーンがもりだくさん。
お約束のホテルの窓からTV投げるシーンもちゃんとある。
曲もさ、なんか蛍風にはしっくりくるんだよね〜。
最近のラップものはピンとこないんだけど
80年代ロック聞くと、胸がワクワクするんだよなぁ〜。

ドッケンのメンバーが出演してるらしいが
ドッケン聴いてないから誰だか分からなかった。
それ以外にもいろいろなバンドのメンバーが出演しているらしいんだけど。
スティール・ドラゴンのメンバーの妻役の人達も
実際にどっかのバンドの元妻とか元恋人らしい。
楽屋ネタ満載ってところか?

マークは元ラッパーで、ロックの高音や、
ロン毛ピチピチパンツファッションに抵抗があったとか。
元ラッパーってなんざんしょ?
マークを初めて見た時、ニューキッズ・オン・ザ・ブロックの
一人に似てるな〜と思ったんだけど・・・。

80年代ロックシーンも映画になるということは
80年代はもう昔ということか?!
長い髪を振り乱して、アイメイクばっちり
ピチピチパンツでしぼりだすような高音の音楽が
また聴きたくなった。
今夜はラットでも聴こうかな・・・。

80年代を知らなくても、栄光の中で自分を見失う青年が
本来の自分を取り戻す青春モノとしてなら楽しめる。
80年代や音楽に詳しい人なら、ホテルや
パフォーマンスをみればピンとくるはず。
音楽に興味がなければ「こんなもんかな」程度の
評価かもしれない。
ビデオ店にとっては、クセのある部類にはいるが、
主役の2人の知名度があり、ビミョーな位置の作品。

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