2001年・米
監督/トム・グリーン
出演/トム・グリーン

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アニメーター志望のゴード28歳。
成功を目指して自信作を手にハリウッドに行くが・・・
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毎年ラジー賞に選ばれるのは、作り手の意気込みと思い入れが
あらぬ方向にむかっていく金のかかった「勘違い作品」。
バカ映画は好きだけど、勘違い作品は本当につまらない。
そんな訳でラジー賞に選ばれる作品は
ツッコミを入れて笑う気にもなれないし、
ラジー賞に選ばれたから見なくっちゃという気にもならない。

しかし、しかし、本作品はお気に入りのトム・グリーン!
夫婦共演「めおとモノ」は好きじゃないけどトム・グリーン!
んん〜、でもバリモア嬢とはもう離婚したから観てもいいや。
ビデオを前にして、自問自答、心の葛藤
きっと百面相みたいになってたかもしれない(笑)

結論からいうとなんでこれがラジー賞?
ラジー賞にノミネートされる程の大作じゃないし
はっきり言ってただのグロなおバカ映画。
普通だったら審査員に目もかけられない作品。
なんでノミネートされたのかしらん。
奥様、いや元妻のドリュー・バリモアの知名度のせいだろうか?
エロ・グロ・バカの三拍子揃ったただのお笑い作品。
まぁグロが強過ぎる感はあるけどね。
審査員によっぽど嫌われているのだろうか、トム・グリーン。

本作品は『パール・ハーバー』『グリッター・・』等
いかにもラジー的作品をおさえての作品賞。
『ドリブン』のレニー・ハーリンをおさえて監督賞まで受賞。
主演男優賞、脚本賞、そしてトム・グリーンと虐待した動物達に対して
カップル賞まで受賞している。
やっぱり嫌われているな、トム・グリーン。
いや、愛されているのか・・・?

『グリッター・きらめきの向うに』は5/22に、
『ドリヴン』は4/4、『パール・ハーバー』は12/22
『PLANET OF THE APES』は11/13に観たが
みんな「?」って感じのいかにもラジー賞的作品だったなぁ。
ノミネートされた時は「ああやっぱり」って思ったもんなぁ。

ラジー賞その他の部門は主演女優賞にマライア姉さん、
助演女優賞にエステラ嬢と、納得(?)の受賞。

『フレディの・・』と『PLANETO OF THE APES』で賞をわけあった感じだが、
なんで『パール・ハーバー』が1個も受賞しなかったんだろ?
大本命だと思ったのにさ・・・。

監督としては2人目、俳優としては初の授賞式に参加したトム・グリーン。
う〜っ、蛍風の中では好感度アップだよ(笑)
最低賞に選ばれても楽しめる余裕がなくっちゃね。

本作品は棚の中央に目立つように並べる作品ではない。
隅のほうに目立たないように置いて、
見つけた人が、しかも興味のある人が観るのがふさわしい作品。
こういう作品は利益を見込んじゃいけない。
実はこんなものもあるんですよと、
そっと置いておくのがふさわしい作品(笑)

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