2001年・米
監督/アンドリュー・アダムソン
   ヴィッキー・ジェイソン
声優/マイク・マイヤーズ

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人里離れた沼に1人で静かに暮すシュレック。
ところがファークアード卿がその沼を
おとぎ話の登場人物の流刑地にした。
沼を取り戻すためシュレックはファークアード卿と取り引きをし、
ドラゴンに囚われているフィオナ姫を救い出す旅に・・・
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アカデミー、アニメ部門の初代栄冠に輝いた作品。
正直言って、「アニメといったらジャパニメーションでしょ!」と
この作品はあまり期待していなかった。

ところがどっこい、面白い作品だった。
ちょっとおふさけが過ぎるというか
お下劣な部分があるが、楽しめる作品。

会話がお下劣な部分があるのに対し、
映像はとても美しい。
特に木々や草などジオラマかと思ってしまうほど。

ロバのドンキーがとってもかわいい!
短い足でぴょこぴょこ跳ねて、その度にお耳がぱふ〜んとして
見ていて気持ちがいい。
耳フェチの蛍風じゃなくても、あのドンキーの仕草には
みんなメロメロになるかも(笑)

初めは気楽に吹き替えで観ていたのだが、
ドンキーは問題ないが、シュレックの浜ちゃんはちょっとカタイ。
それでもまぁまぁ観ていたが、フィオナ姫の藤原嬢は堅すぎ・・・。
我慢できなくて後半は字幕に変えて観た。

いつも思うけど、話題作だからって吹き替えを有名人にするのは
ちょっとどうかと思う。
本職の声優を使ったほうが断然いいのに・・・。

ラストがちょっとひっかかる。
「見かけに騙されちゃイカン」という主題なんだろうけど、
女の子としては夢がないというか、現実的というか・・・。
ま、それだからこそアカデミー好みなんだろうけど。

個人的には同じアニメだったら『千と千尋・・・』の方を
子供に見せたいと思う。
そう考えると本作品は大人向けのファンタジーかもしれない。

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