2001年・米
監督/ウィリアム・ウェズリー
出演/ルー・ダイアモンド・フィリップス

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ジャックはマフィアの裁判で証言する男を
裁判所まで連行することになった。
しかし、マフィアの追手がせまり、
封鎖されていたルート666を通ることになり・・・
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わっはっは〜!こりゃまた予想通りの「安い」作品だ〜!(笑)
出演者が「やす〜い顔立ち」面々。
特に主演のルー・ダイヤモンド・フィリップスは、
クリスチャン・スレーターを壊したような顔。
舞台も荒涼とした場所で、国立公園かどっかでロケしましたって感じ。
おまけにさ・・・肝心のゾンビがもう古いメイク!
2001年製作だけど、1951年の間違いじゃないのかって程(笑)

いや〜こういう作品は心が踊るよ〜。

で、ストーリーの方も期待通り「安い」モノ。

裁判所まで近道しようぜ〜と、
封鎖されていた道路を連邦捜査官の特権で勝手に侵入。
警告しにきた地元警官に、
オレは連邦捜査官だぞ〜邪魔すると上司にチクルぞ〜と
尊大な態度で追い返し、
いざゾンビが出現すると、すぐに応援のヘリを要請してくれという始末。

このおエライ捜査官様たちは護送中だというのに
アツイといって酒を飲んだり、父親の墓を見に行ったり。
裁判まで時間がないから、近道をしたのにだよ。
おまけに車の中で乳繰り合ったりと、
無理やりなサービスシーンまである。
もう1度言うが、証人は何度もマフィアに狙われていて、
裁判まで時間がないという設定なんですよ・・・(笑)

ルー扮するジャックは、ネイビーシールズやCIAに在籍していた凄腕で、
このチームのリーダーとして派遣された設定だが、
こんなおハナシだと、凄腕というよりとばされたのでは?と思ってしまう(笑)

ゾンビの正体は、この道路工事をしていた凶悪犯の囚人。
道路工事していただけあって、武器はツルハシやら掘削機。
掘削ドリルで獲物をドリドリして血を食らう。
そのゾンビの中にジャックの父がいて、
皆と一緒にうぉ〜と人を襲っていたものの、
ありゃ〜こいつは息子だべさと気づき、
ジャックを助けるため仲間のゾンビに向かっていく。
しかし、逆にボコボコにされ地面に倒れたとき
ジャックは自分の手を切り、「とぉ〜さぁ〜ん」と血を差し出す。

そして、この作品はゾンビものから人情ものへと展開する!(笑)

ジャックの血でパワー復活した父はゾンビを倒し、自らも成仏。
そしてジャックたちは晴々と裁判所まで徒歩で向かう。

・・・あれ?車で飛ばせばなんとか間に合うと言ってたのに
徒歩で大丈夫なのか?
そんなに余裕かまして歩いてていいんかい?(笑)

何もかもが「安い」。
ツッコミをいれて大笑いする作品。

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