2000年・仏
監督/パトリス・ルコント
出演/シャルロット・ゲンズブール

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フェリックスは遊園地の興行師。
ある日、謎めいたローラと出会い、彼女に惹かれていく。
しかしローラは「何も聞かないで」と
自分の事は一切口にしたがらなかった・・・
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ルコント監督でシャルロット・ゲンズブール主演!
こりゃ観なくちゃイカンと、ワクワクしたんだけどね・・・。

ルコントらしいエッセンスの効いた笑いがない・・・。
久々に観たシャルロットはなんかやつれてる・・・。
シャルロットといえば、ちょっと背伸びした小悪魔的存在が魅力だったのに
今じゃ子持ち。いや〜、歳月を感じるわ・・・。

「私の事を詮索しないで。何も聞かないで。ただ信じて。」
そう言うローラに悲しい影を感じながら
彼女を愛していくフェリックス。
フェリックスみたいなのを包容力がある男性っていうのかな・・・。
過去を詮索しないで、現在の自分の存在だけを愛してくれるフェリックス。
ありがたい男性ですな。
女ならそんな彼の優しさと強さに惹かれてしまいますわ。
逆に自分が男だったら・・・?
そりゃ〜、自分に都合の悪いことは一切言わないローラみたいな彼女は
ちょっと勘弁かな・・・(笑)

ローラの過去は?!ローラの本心は?!
それが結末に明らかにされるが、
そこで初めて、この作品が痛烈な風刺であることを思い知らされる。
愛のカタチ、恋のかけひき、ローラの生き方、フェリックスの愛し方。
女の中には、ローラ的部分が多かれ少なかれ存在する。
人によっては、感慨ぶかいものがあるかもしれない。
人生をふりかえるかもしれない。
哲学的な事を考えるかもしれない。

しかし、蛍風の感想は「なんじゃ〜!うりゃ〜!」であった・・・。
ロマンのない女でゴメンナサイ・・・。

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