2001年・韓
監督/ヤン・ユノ
出演/チェ・ミンス

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街で不可解な火災が連続して発生した。
警察はただの事故による火災と判断したが、
被害者には、ある共通点があった・・・
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CGではなく、LPガスを大量に使った本物の炎、
そして俳優がスタントマンを使うことを拒否し、
自分達でスタントをこなした、
これらがこの作品のウリ。

しかし、CG技術は発達した現在、
なぜに本物の炎にこだわるのかしらん。
メイキングをみると、黒い煙がでていて
体にものすごーーーーく悪そう。
あんなに火の側で撮影していたら
軽いやけどくらい、みんなしていそう・・・。
俳優陣はともかく、スタッフには労災が認定されるのだろうか?
他人事ながらちょっと心配。

さて、ストーリーは・・・
着眼点、発想はものすごく良いと思うんだけどね・・・。
幼児期に虐待された過去を持つ犯人が、
火、炎を知り尽くした知能犯になり、
自分と同じように虐待をうけている子供のために
親を放火によって殺していく。
消防隊員達は、待遇に不満を持ちながらも、
仕事に誇りをもって自らの命を顧みず、人命救助にあたる。

発想はいいんだけどねぇ〜・・・。
蛍風個人的には、つまらないの一言。
格調高く作ろうとしたのか、
燃え盛る炎とは対称的な静かなテイストの作品。
「本物の炎を使い、生死を描いたんだぞ〜、厳かだろ〜」と
言いたげな画面である。

おまけに充分な人物説明がないままに
○○先輩、××先輩といわれても
誰のことやらさっぱり分からん。
消火シーンでは、みんなススで真っ黒な顔だから
余計に分からなくなる。

冒頭のヒス役のお尻が美しい。
丸くて柔らかそうで、形のいいお尻。
女性かと思ってしまうほどキレイなお尻だった。
興味をひいたのはそのシーンだけ。

収録時間119分が、ただただ長く感じた作品。

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