2001年・デンマーク
監督/マーティン・シュミット
出演/リブ・コーフィクセン

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マリアの上の部屋に住む老人が
交霊術を行なった日から
次々と残虐な殺人事件が起こる・・・
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デンマークといえばアンデルセンの国。
そのデンマークでもこういう作品があるんだ・・・。

ストーリーはタイトル通り、
猫にとりついた悪魔が次々と殺人事件を起こす話。
ただそれだけ(笑)。

「驚異のCG」をウリにしているが、本当に「驚異のCG」なんだろうか?
全体的に古臭いイメージが漂う。
ハリウッドモノならば、襲われるシーンはこれでもかというほどに
残虐な「出血大サービス」をするのに対し、
この作品は襲われる瞬間の役者の顔のアップでおしまいという程度。
なんかさ、お金をかけずに工夫しましたって感じ。

ヒロインのマリアを含め登場人物がゴツイ。
猫の顔もゴツイ。
肝のすわった骨太な印象をうける登場人物たち。
ハリウッドのような華やかさは無い。
全体的に、何もかもが地味。
しかし、猫はゴツイ顔をしているが
毛並みは抜群に良い!

アンデルセンを生んだデンマークの地味でゴツイ作品。
子供に「アンデルセンさんの国のおハナシ観ようね」と
おとぎ話感覚で観せたら、トラウマになりそうな作品。

猫の毛フェチでもない限り、楽しむのは難しいだろう。

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