1999年・スペイン
監督/ホセ・ルイス・クエルタ
出演/フェルナンド・フェルナン・ゴメス
   マヌエル・ロサノ
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喘息持ちの少年モンチョは学校が恐かった。
しかし、いざ行ってみると、グレゴリオ先生はとても優しく、
あまり外出したことのないモンチョに
自然の素晴らしさを教えてくれた。
先生と自然について学ぶ面白さをしったモンチョだが、
内戦がおこり・・・
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美しい美しい作品。

引っ込み思案のモンチョだが、グレゴリオ先生と出会い、
自然の不思議、素晴らしさを知るにつれて
次第にハツラツとした友達思いの少年へと成長する。

このモンチョ役のマヌエル君はとってもかわいい。
変な表現かもしれないが、「子供らしい表情」をする少年である。
ピュアでひきつけられる演技。
大人もこれ見よがしに「芸歴何年のベテランだ〜」とでしゃばることなく、
あくまでも子供達のひきたて役にまわっている。

鮮やかなグリーンの映像、
子供達の生き生きとした表情が
とても美しい。

ピュアな少年が大人の都合で「現実」を知り、
その「現実」で生きていくために自分の心を偽る。

スペインの内戦の事など良く知らない蛍風だが、
前半自然の美しさでのほほ〜んと見ていた分、
心がちぎれそうなラストには思わず涙が・・・。
感動しました・・・。

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