2001年・米
監督/スティーブン・スピルバーグ
出演/ハーレイ・ジョエル・オスメント
   ジュード・ロウ

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人を愛することをインプットされた最新型ロボットの
デイビッドは、ピノキオのように本当の人間になれば
母・モニカに愛されると思い、
ブルーフェアリーを探す・・・
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近未来、出産制限をされた社会で、
子供の代わりに愛を注ぐ対象として開発されたデイビッド。
彼は食べ物も必要無く、手のかからない永遠の子供。

この作品は永遠の命の虚しさと
永遠の愛の強さを描いている。

どんな命も、ロボットも、この世に存在する特別な
たった1つの命なんだなぁ・・・。

特殊効果はすばらしい。
おぉ〜すっげ〜の連続である(笑)
しかし、特殊効果だけが見所の作品ではなく、
ハーレイ君の素朴な表情・演技がこの作品の格を
高めている。
ハーレイ君、やっぱ上手いよ!

蛍風お目当てのジゴロ・ジョー役のジュード・ロウ様も
素敵でしたわ〜・・・。
いつもよりは人工的な美しさだけど
あの長い手足は、立っているだけで絵になるぅ!
指名率No.1のジゴロ・ロボットという設定は納得。
蛍風も指名しちゃうよ(笑)

キューブリックが監督していたら、もっと混沌とした
虚しさが漂う作品になっていたかも。
スピルバーグで正解だったと思う。

最新の特殊効果とハーレイ君の素朴さ、
永遠の命と永遠の愛、日常と冒険、
様々な対比が組み合わされた考えさせられる作品。
観て損はしないと思う。

余談だが、観て損・・といえば、スタッフに
『ロスト・ソウルズ』の監督・ヤヌス・カミンスキーの名があった。
う〜む複雑な心境だ・・・。

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