1964年・米
監督/ハーシェル・ゴードン・ルイス
出演/コニー・メイソン
   トーマス・ウッド

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アメリカ南北戦争中に、北軍によって全滅させられた村人が
100年後に蘇り、通りがかった北部の人間を
次々と殺していく・・・
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冒頭から脳天気なマンドリン音楽!(笑)

村人が100年祭のお祭りだと言って
老若男女、街のメインストリートを
旗やら何やらで飾りつけている。
しかし、村人は100年前に死んだ亡霊である。
亡霊がみんなでせっせと飾り付けするの?
術かなんか使えばいいのにさ・・・(笑)

村に続く道には、北部のナンバープレートがついた車には
道しるべを隠して、村へと迷いこませる村人。
・・だから村人は亡霊なんでしょ?
なんで自らそんなことするの?(笑)

100年前の南部のお祭りだけあって、
殺し方も「樽まわし」とか「岩落とし」とか
いたってのどかなネーミング。
樽まわしのターゲットにされた北部の男が
坂道を転がされるのだが、
最後はどうみても自分で転がっている(笑)

岩落としのターゲットにされた女性が
岩の下に動かないように縛り付けられる時、
「いやぁぁぁ〜」と叫んでいるにもかかわらず、
手足はまっすぐ伸ばして、縛られやすいようにしている(笑)

おまけに岩が落ちたあと、顔から血を流しているが、
岩が落ちた場所は腹部である(笑)
そしてその血は「朱色のまさしくニセモノの血だよ〜ん」といった
程度の血のりである。
おぉ、なんだかチープで嬉しくなってしまう蛍風(笑)

それにしてもこんなにライトなタッチで
「血のりどば〜ん」な作品を
40年近く前につくったこの監督はすごいと思う!!!
さすがスプラッタの元祖ハーシェル・ゴードン・ルイス監督!
こういう人を早過ぎた天才っていうのかも・・・。

みんなでワイワイ集まって騒ぎながらみると楽しい。
月日の浅いカップルがデートで観る作品ではないな(笑)

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