1999年・韓
監督/チャン・ソヌ
出演/イ・サンヒョン
   キム・テヨン

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姉達がレイプされた過去をもつ女子高性Yは
処女を捨てる相手は自分で決めたいと思っていた。
ある日、軽い気持ちで友人が大ファンの彫刻家Jに電話したことから
YとJの肉体関係が始まる。
Jはセックスの時、無意識に女性を叩く性癖があり・・・
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これは・・・
ベネチア国際映画祭をはじめとするいろいろな映画祭に出品された作品。
だけど・・・
出品して「ハクをつけた」だけの感が否めない。
映画祭に出品しちゃったもんね〜、だから芸術なんだよ〜って
思わせておいて、実際は韓国ポルノに近いテイストである。

性を扱って文芸チックに仕上げる作品は
とりわけヨーロッパ作品には多々みうけられるが、
本作品はそれらよりも洗練されておらず、
ただただ泥臭いポルノの印象をうける。

J役は俳優ではなく、役柄と同じく芸術家らしい。
俳優でもない彼がお尻やお股をあらわにして頑張っている。
・・・なんでこの作品に出演しようと思ったのかなぁ。
これは芸術です!アートです!映画祭にもだしますよ〜とかいって
騙されたんじゃないの?

Y役の女優さんは女子高性時代を演じているときは
普通よりも冴えない顔なのに
Jと出会って女子大生になると、とても綺麗になる!
そして映画祭の彼女は本当に綺麗!
さすがモデル!綺麗だわ〜・・・。

主人公2人は「愛」というより「性欲」。
嗜好が一致した相手と出会い、
お互いにのめりこんでいっただけ。
この2人の関係は感情移入が難しく、
家族はもちろん、カップルでは観たくない作品。

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