2000年・日
監督/中野 裕之
出演/安藤 政信

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1545年の乱世の真っ只中。
赤影は京極城の新兵器を偵察するために
城に潜り込むことに・・・
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だ、だまされた〜・・・。
忍者ムービーではなく青春モノだった・・・。

たしかに動きのあるスタイリッシュな映像だが、
作品全体として明るすぎる。
コメディの要素が多分に盛り込まれている。
影に生きる宿命という暗さがない赤影である。
赤影は平和な世を作るために無用な戦いはしたくないと言う。
忍びは主人のために裏の仕事をしてナンボではなかろうか?

城の内部も城郭建築というより
香港ムービーに出てくるようなつくり。
本当にこんなお城あったのかなぁ・・・。

影トリオ、赤影・青影・白影ではなく
飛鳥というクノイチが白影の代わりでトリオと言うのも
オールドファンには気にかかる部分らしい。
ま、セクシーな女の子がいたほうがビジュアル的にいいっか・・・。
お姫様役の奥菜 恵ちゃんも可愛かったし〜。

最近の邦画は若い世代を意識した作品がヒットしている。
その点からいえば、アクションではなく青春モノにしたことで
若年層にアピールする作品になったのであろう。
従来の『赤影』を期待してみればガッカリするかも。
「赤影」という箱だけ借りて
新たな作品を作ったと考えれば良いのかもしれない。

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