2000年・米
監督/ブレット・ラトナー
出演/ニコラス・ケイジ
   ティア・レオーニ

===========================================
ウォール街で成功を収め、誰もが羨む人生をおくるジャック。
ところが、ある朝目覚めてみるとそこは見知らぬ場所。
しかも隣には13年前別れた恋人ケイトが眠っていて・・・
===========================================

「あの時違う決断をしていれば違う人生が・・・」
誰でもそう思うことがあるだろう。
その違う人生を経験する主人公ジャック。
恋人や夫婦でクリスマスに観るにはちょうどいい作品。

仕事一筋のジャックが子供のオムツ代えに
悪戦苦闘する姿は笑える。
結婚記念日のプレゼントにワクワクするケイトは
とってもかわいい!

しかしマイホームパパとしての人生は
エリートとして成功してきた人生とは違い、
仕事面では失望するものだったなど しんみりする場面もある。
男でも「仕事と家庭の両立」は難しいということか?

とはいえ、クリスマスが舞台である。
クリスマスといえば愛する人あるいは家族と団欒することを
優先させてもいいだろう。
そんな「ファミリーマン」な気分にさせてくれる
大人のためのロマンチック・ラブメルヘン。
クリスマスにどうぞ。



・・・というのがビデオ店員としての建前。
個人的な本音としては 物足りないの一言。

仕事一筋、社会的地位もあり
物にも女にも不自由していないエリートが
まったく違う状況下に置かれて、育児や家族サービスに追われ、
妥協した職場でやるせない気持ちで働いているのに
自分の欲しい物も買えない毎日。
この混乱ぶりをもっと描いて欲しかった。
仕事より家庭に目覚める気持ちも もっと深く描いて欲しかった。
観終わった後「だから何?」と思ってしまう程度。
クリスマス商戦を意識しただけって感じ。
125分もあってニコラス・ケイジを使っているんだから
もうちょっとなんとかして欲しい。

「感動した!」「泣いた!」という人もいたが、
蛍風的にはとりあえず「数をこなした」って感じ。
あんまり印象にも残らないし、どうでもいいやというのが
私の本音(笑)

コメント