『クイルズ』・・エロスの巨匠
2001年11月27日 洋画その他・海外TVドラマ2000年・米
監督/フィリップ・カウフマン
出演/ジェフリー・ラッシュ
ケイト・ウィンスレット
==========================================
妻の希望で精神病院に収容されているマルキ・ド・サド公爵。
神父のはからいで執筆などの自由を与えられていた。
しかし、彼の作品が出版されて世に出まわる事件がおこり、
彼の「心の病」を矯正するために1人の博士が
病院に赴任してくる・・・
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内覧用サンプルビデオで観た。
レンタル開始は2002年2/8からの予定。
久々に重厚な作品を観た〜って感じ。
日本でも今から10年くらい前に
サドの作品が、ちょっとしたブームになったっけ。
私が澁澤龍彦がらみでサドを初めて読んだのもこの頃。
世間一般には「サド」というと、
ムチでピシ〜ッピシ〜ッとか
蝋燭垂らしてヒ〜ヒ〜というイメージ・・・だよね?(笑)
サディズム=サド自身ととらえられがちだけど
実際はそんなでもなかったらしい。
(ちょっとは、しただろうけど)
この人は行為よりも、書くことに憑かれたヒト。
人間の本能の根底にある部分を、皮肉たっぷりに綴っていく。
それが当時の権力者や聖職者に疎まれ、
民衆が熱狂した原因ではなかろうか?
権力者を小馬鹿にする反面、
いわゆるサディズムを
強いものは当然の権利として、欲しい物を得、
弱いものはそれを享受するのが自然界の法則であると
その「行為」を説明している。
そう言われるとサディズムは本能による自然な行為なのかな。
・・・でもやっぱり痛いのは嫌だな。
やったこともないし、やられたこともないけど(笑)
この作品「クイルズ」では
書くことにとりつかれたサドをジェフリー・ラッシュが、
理解を示す神父をホアキン・フェニックスが演じている。
ジェフリー・ラッシュはもちろん良かったが、
ホアキンいいよ、上手いよ!
神父としての自分の中に芽生えた「男」の感情を
必死で押し殺す苦しさ。
いや〜、ホント上手いです。
ケイト・ウィンスレットも生き生きと輝いているし、
博士役マイケル・ケインだってすっばらしいぃぃ!
この博士はサドを更正させる為に赴任してくるのだが、
サドよりこの博士の方が、エロエロおやじ。
人は肩書きや見かけだけじゃ分からないもんだね。
実力者がそろった見事な作品なのにR−15指定。
そんなにエッチなシーンはないのにどうしてかな?
ジェフリー・ラッシュのお尻がいけないのか?!
きれいなお尻だったぞ(笑)
この作品を観て「アマデウス」を思い出したという人もいた。
むこうは作曲家、こちらは背徳小説作家の話なのに
私は「アマデウス」よりも上品に感じた。
実力派の豪華キャストによる重厚な作品。堪能しました。
監督/フィリップ・カウフマン
出演/ジェフリー・ラッシュ
ケイト・ウィンスレット
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妻の希望で精神病院に収容されているマルキ・ド・サド公爵。
神父のはからいで執筆などの自由を与えられていた。
しかし、彼の作品が出版されて世に出まわる事件がおこり、
彼の「心の病」を矯正するために1人の博士が
病院に赴任してくる・・・
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内覧用サンプルビデオで観た。
レンタル開始は2002年2/8からの予定。
久々に重厚な作品を観た〜って感じ。
日本でも今から10年くらい前に
サドの作品が、ちょっとしたブームになったっけ。
私が澁澤龍彦がらみでサドを初めて読んだのもこの頃。
世間一般には「サド」というと、
ムチでピシ〜ッピシ〜ッとか
蝋燭垂らしてヒ〜ヒ〜というイメージ・・・だよね?(笑)
サディズム=サド自身ととらえられがちだけど
実際はそんなでもなかったらしい。
(ちょっとは、しただろうけど)
この人は行為よりも、書くことに憑かれたヒト。
人間の本能の根底にある部分を、皮肉たっぷりに綴っていく。
それが当時の権力者や聖職者に疎まれ、
民衆が熱狂した原因ではなかろうか?
権力者を小馬鹿にする反面、
いわゆるサディズムを
強いものは当然の権利として、欲しい物を得、
弱いものはそれを享受するのが自然界の法則であると
その「行為」を説明している。
そう言われるとサディズムは本能による自然な行為なのかな。
・・・でもやっぱり痛いのは嫌だな。
やったこともないし、やられたこともないけど(笑)
この作品「クイルズ」では
書くことにとりつかれたサドをジェフリー・ラッシュが、
理解を示す神父をホアキン・フェニックスが演じている。
ジェフリー・ラッシュはもちろん良かったが、
ホアキンいいよ、上手いよ!
神父としての自分の中に芽生えた「男」の感情を
必死で押し殺す苦しさ。
いや〜、ホント上手いです。
ケイト・ウィンスレットも生き生きと輝いているし、
博士役マイケル・ケインだってすっばらしいぃぃ!
この博士はサドを更正させる為に赴任してくるのだが、
サドよりこの博士の方が、エロエロおやじ。
人は肩書きや見かけだけじゃ分からないもんだね。
実力者がそろった見事な作品なのにR−15指定。
そんなにエッチなシーンはないのにどうしてかな?
ジェフリー・ラッシュのお尻がいけないのか?!
きれいなお尻だったぞ(笑)
この作品を観て「アマデウス」を思い出したという人もいた。
むこうは作曲家、こちらは背徳小説作家の話なのに
私は「アマデウス」よりも上品に感じた。
実力派の豪華キャストによる重厚な作品。堪能しました。
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