『ハンガー』・・実力者を吹き飛ばすスターの存在感
2001年11月4日 洋画サスペンス・ミステリー・ホラー・SF1983年・英
監督/トニー・スコット
出演/カトリーヌ・ドヌーブ
デビッド・ボウイ
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ニューヨークのとあるディスコに現れたカップルの正体は
吸血鬼とその愛人でやはり吸血鬼だった。
愛人の吸血鬼は最近眠れなくなり
永遠の命であるはずが次第に老いていく・・・
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カトリーヌ・ドヌーブが吸血鬼で
その老いて行く愛人吸血鬼をデビット・ボウイが演じている。
この2人のオーラときたらすごい。
「わたくしがドヌーブよ」
「俺がボウイ様だぜっ」って感じで圧倒される。
芸達者なスーザン・サランドンも彼らの前では
さすがに地味〜な存在にしかうつらない。
演技以前に彼らの持つ強力な存在感、
これがスターというものだろうか?
ドヌーブのファッションが素敵!
流行とは無縁の「永遠なる上品」な着こなし。
上手く表現できないが、「本物の大人の女」とは
こういう人をいうのかもしれない。
ドヌーブ様は大女優である。
けっして肌を露出することはない。
必要と思われるシーンにおいても然り。
代わりにサランドンやボウイ様が頑張って脱いでいる。
ボウイ様の場合、肌を見せることが好きなだけかもしれないが(笑)
デビッド・ボウイは「地球に落ちて来た男」での
宇宙人役が忘れられない。
特殊メイクをしていないのに、彼は人間には見えないのだ(笑)
彼の持つ独特の雰囲気が人間ばなれしてるのである。
人間というよりもデパートに並んでいるマネキンのようだ。
「地球に・・・」から比べると年齢的に衰えが見え始めているが、
それでも充分にマネキンのような美しさのボウイ。
いや、衰えが見えはじめているからこそ
「永遠の命」「永遠の若さ」に固執する哀れさが伝わる。
愛人・ボウイ吸血鬼とは違い、本当に年を取らないドヌーブ吸血鬼は
ボウイが役目をおえると、また有り余る時間の退屈しのぎに
新しい子を愛人にして吸血鬼にするのである。
永遠の命を持つドヌーブには虚しさが漂う。
いわゆる「モンスター・吸血鬼」モノとは趣が異なり、
老いの悲しさ、永遠の虚しさを考えさせられる作品。
監督/トニー・スコット
出演/カトリーヌ・ドヌーブ
デビッド・ボウイ
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ニューヨークのとあるディスコに現れたカップルの正体は
吸血鬼とその愛人でやはり吸血鬼だった。
愛人の吸血鬼は最近眠れなくなり
永遠の命であるはずが次第に老いていく・・・
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カトリーヌ・ドヌーブが吸血鬼で
その老いて行く愛人吸血鬼をデビット・ボウイが演じている。
この2人のオーラときたらすごい。
「わたくしがドヌーブよ」
「俺がボウイ様だぜっ」って感じで圧倒される。
芸達者なスーザン・サランドンも彼らの前では
さすがに地味〜な存在にしかうつらない。
演技以前に彼らの持つ強力な存在感、
これがスターというものだろうか?
ドヌーブのファッションが素敵!
流行とは無縁の「永遠なる上品」な着こなし。
上手く表現できないが、「本物の大人の女」とは
こういう人をいうのかもしれない。
ドヌーブ様は大女優である。
けっして肌を露出することはない。
必要と思われるシーンにおいても然り。
代わりにサランドンやボウイ様が頑張って脱いでいる。
ボウイ様の場合、肌を見せることが好きなだけかもしれないが(笑)
デビッド・ボウイは「地球に落ちて来た男」での
宇宙人役が忘れられない。
特殊メイクをしていないのに、彼は人間には見えないのだ(笑)
彼の持つ独特の雰囲気が人間ばなれしてるのである。
人間というよりもデパートに並んでいるマネキンのようだ。
「地球に・・・」から比べると年齢的に衰えが見え始めているが、
それでも充分にマネキンのような美しさのボウイ。
いや、衰えが見えはじめているからこそ
「永遠の命」「永遠の若さ」に固執する哀れさが伝わる。
愛人・ボウイ吸血鬼とは違い、本当に年を取らないドヌーブ吸血鬼は
ボウイが役目をおえると、また有り余る時間の退屈しのぎに
新しい子を愛人にして吸血鬼にするのである。
永遠の命を持つドヌーブには虚しさが漂う。
いわゆる「モンスター・吸血鬼」モノとは趣が異なり、
老いの悲しさ、永遠の虚しさを考えさせられる作品。
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