2000年・英
監督/ジョエル・ハーシュマン
出演/クライヴ・オーエン
   デビット・ケリー

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人生をあきらめた男コリンはエッジフィールド刑務所の囚人。
ある日署長から庭造りを言い渡されるが、
彼も仲間もそんなガラじゃないし、経験もない。
しかし独学で限られた予算と粗末な道具で始めるうちに
命を育てる喜びを知る。
そしてついに女王も鑑賞する伝統ある
フラワーショーに出場が決まった。

実話をもとに作られた作品。
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仏頂面の野郎どもが渋々と始めながらも
次第にパンジーだ、チューリップだと庭作りにハマっていく様は
ほのぼのとしながらも命を育てる素晴らしさが伝わってくる。

「ウェイクアップ・ネッド!」で飄々とした演技をみせた
デビット・ケリーが、ここでは末期癌の囚人役ででている。
消えゆく自分の命と向かい合いながらも、
育ちゆく植物をいつくしむ一点も曇りのない表情は
胸がしめつけられる。

世間は頑張る現在の彼らではなく、過去に犯した罪で彼らの
人となりを判断する。
憤りを感じながらも、庭師としての生きがいを感じ始めた彼ら。

人は植物を育て、植物は人を育てる。
私も何か育ててみようかな・・・?

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