2000年・英
監督/スティーヴン・ダルトリー
出演/ジェイミー・ベル
   ジュリー・ウォルターズ

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イングランドの炭坑街でくらす11歳の少年ビリー。
母を亡くし、今は祖母と炭坑夫の父と兄の4人暮らし。
父親に言われてボクシング教室に行くが、
ひょんなことから、バレエを習うことに。
バレエなんてオカマのやるものだと反対する父親。
しかしビリーのバレエに対する情熱は抑えきれなかった・・・
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古今東西、親は有り難いものだと感じた。
ビリーの未来の為に、主義を翻しストの真っ只中働こうとする父親。
子供の将来のために お金を作ろうと必死な様には心をうたれる。
親って すごいね・・・。有り難いね・・・

親の有り難さとともに、この作品では子供の持つひたむきさが溢れている。
不景気の中、不安と困難に押しつぶされそうになりながらも、
楽しむこと、希望を持つことを忘れない。

このビリー少年、すっごくいい!
イギリス映画らしく、若干暗い画像の中に輝くビリー少年。
フットルースの時のケビン・ベーコンのような爽やかさと
少年特有の物憂いさ、それからほんのちょっとの男くささ。
将来むちゃくちゃイイ男になりそう!

切なくて、純粋で、あったかい気分になれる作品。

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