サンライズ出雲
サンライズ出雲のB寝台個室シングルツインは
ホント狭い!


狭すぎるので、とりあえず下のベッドを分解(?)して
ソファーにして、壁にあるちっちゃなテーブルを引き出す。
外の風景がよくみえるように、部屋の照明を消し
文字通り膝と膝をつきあわせて、たい焼きを食す。美味しい!

車掌さんが検札に部屋に来たとき、一瞬たじろかれた・・・。

そだね。中年夫婦が暗闇で膝突き合わせて
たい焼きかぶりついてたら
やっぱ、ぎょっとするだろうね・・・(笑)

乗車の記念にシャワーセットを買う。
歯ブラシとサンライズ出雲がプリントされたタオルが
SUNRISE EXPRESSと書いた巾着型のビニール袋に入ったもの。

狭い空間だが、入り口のドアに鏡があり、壁も柔らかな木目調の色合いで、
ベッドに寝てる分には、それほど窮屈さをかんじない。
住宅メーカーが内装を担当しただけのことはある!
1人だったら問題ない。二人だから・・・。
次は二人用個室サンライズツインで乗りたいなぁ・・・。

部屋のドアの鍵は好きな番号を入力するタイプのもの。
便利だけど、カードキーのほうが記念の品になっていいのにね。

2段ベッドだったので相方が
上はどんな眺めかな~ どっちに寝よっかなぁ~
・・・ワシ、下ね。


上段のほうが窓が広がっていて楽しいはずなのに・・?
理由は上段のベッドに行ってすぐ分かった。

上段へは北斗星のような梯子ではなく壁にしっかりとした階段
これは上り下りが安心だ。

ベッドの幅は下と変わりないのだが、転落防止の手すりなどなく
ベッドを天井からベットを固定している一本のベルトのみ。
それがかろうじてベッドと空間を遮る唯一のもの。
マットも下に落っこちないように極端に端が高くなっているわけでもない。

自由奔放な寝姿 の相方には不安が募るらしい(笑)

大胆な寝相なら落下しかねない上段のベッドは、かなり緊張。
横向きになると、ベッドと窓の隙間にお尻がぴったりハマる高さだったので
ストッパーよろしく隙間にお尻をはめこんで寝てみたが
それだと入り口に顔を向けるので景色が見えずにつまらない。

結局、窓の肘掛(?)にしがみついて寝ることになった。
いや~、緊張した。眠れなかった。寝台車なのに・・・(笑)

でもそのおかげ(?)で星空を満喫できた。
夜でも周囲が明るく、星がみえない都内とは違い、
星ってこんなにあるんだ~と感動するばかりの星空。
特に京都・米原(だったかな?)を過ぎたあたりからは星の海。
窓の広い上段で良かった~。こんなステキな空を相方にも教えたくて下を見ると
・・・やっぱり。脚を床に投げ出して自由奔放な寝姿で爆睡。
前日まで仕事だったからお疲れのようです。

一応喫煙席だったけど、あの狭さでは吸う気になれません・・・。
北斗星の時みたいに煙が上段に・・というレベルではなく
あの狭さで2人で喫煙したらどうなるか、容易に想像できる。

そもそも寝タバコ禁止の表示があったけど、
床は1人しか立てないほどのスペースで、
どうやったって、「寝」はしないけどベッドにすわらなきゃいられないスペースで
かなり無理があるってもんでしょ~(笑)

そういうワケで、初めてデッキで吸うことになったのだが、
デッキのトコの灰皿ってゴミ箱の上にあるのね。
位置が高くて吸いづらいったらありゃしない。
結局、夜1本、朝1本しか吸えなかった。
喫煙するようには作られてない列車なのねん・・・

プライバシーがどうとか、いびきが気になるとか
花もはじらう乙女とかいうのでなければ
個室よりもカーテンをひいただけの「ノビノビ座席」のほうがラクかもしれない。
マットがなくて固いかもしれないが、
「北陸」ほど揺れないので良く眠れそうな気がする。

そんなことを考えたサンライズ出雲でした。

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