2005年・米
監督/バリー・ブラウスタイン
出演/ジョニー・ノックスヴィル

======================
スティーヴは気は弱いが優しい男。
個人的に庭師として雇ったスタヴィが事故で指を切断。
スタヴィの手術費を作るため、
スペシャル・オリンピクスに知的障害者のフリをして出場し
賭けで大金を得ようとするが・・・
=================================

製作がファレリー兄弟
主演がジャッカスメンバーのノックスヴィル!

うひょ〜ん、これは好みの作品に間違いないわ〜(笑)

スペシャル・オリンピクスに出場して一攫千金を狙うスティーブと
叔父のゲイリー。
楽勝かと思われたが、出場者は意外に手ごわく
知的障害のフリをしていることも見抜かれて・・・

ノックスヴィルの知的障害者ぶりが笑える。
その他のキャストとの掛け合いも笑える。
初めは笑うことに差別意識を感じて、
素直に楽しめない部分もあったが
物語が進むうちに、
差別と感じることこそが逆に差別しているんだ
気づかされる。

スペシャルオリンピクスの出場者たちは、私たちと同じだ。
人の心を察したり、負けたくないという気持ちもある。
知的障害という名前で括られているだけなのだ。

笑いと倫理観の絶妙なバランス
この難しいバランスに挑み、成功したのは
やはりファレリー兄弟だからだろう。

モラルやリスクを恐れず愛情すら感じられる
心温まる痛快コメディー。

コメント