1999年・独
監督/ドーリス・デリエ
出演/ウーヴェ・オクセンクネヒト
グスタフ・ペーター・ヴェーラー
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ウーヴェが仕事から帰ると、
なんと妻が子供を連れて家を出ていった後だった。
弟のグスタフに泣き言を聞いてもらいにいくと、
彼は日本に禅の修業に行くという。
かくして2人は日本にやってくるが、
迷子になったり、はぐれたり・・・。
はたして2人は無事「MON−ZEN」にたどり着くことが出来るのか?!
============================================
この作品は劇場公開された時から注目していたもの。
なにせ缶コーヒーより安い値段の従業員レンタル価格にもかかわらず
電車賃かけて、料金はらって、食事あ〜んどお茶しても
観たいと思っていた作品。
結局お財布と相談して、レンタルリリースされるまで待ったんだけどね(笑)
まずウーヴェの家庭が描かれる。
子供がギャーギャー、子育ては妻にまかせっきり。
そんな夫に愛想をつかした妻は、ある日突然、家を出てしまう。
俺はど〜したらいいんだぁぁ〜・・・
愚痴を聞いてもらおうと弟グスタフの所へいく。
しかし弟は禅の修業しに日本へ行くという。
そんなら俺もついていくぅ〜・・・。
そうして2人は日本へとやってくる。
しかし、到着したその夜、一杯飲みにホテルを出たら
迷子になってしまう。
ホテルの名前もわからない。
タクシーに乗ったら、全然違うところで下ろされた。
歩きつづけて結局ダンボールで野宿。
ホテルが新宿で、タクシーから降りたのが銀座・有楽町方面と思われる。
そして野宿場所が渋谷。
いや〜、お2人さん、随分歩きましたね。
お金のない2人はデパートでテントを万引きしたり
回転寿司を食い逃げしたり。
おいおい、禅の修業に来たのに、不良外人じゃないか(笑)
運良くドイツ人女性と知り合い、ミュンヘンらしきところでバイトして、
なんとか目的地「門前」とたどり着く2人だが、
修行は想像以上に厳しくて・・・。
禅に憧れてた弟のほうが、先に泣きが入ってしまう。
成り行きでついてきた兄の方が、淡々と修行をこなしていく。
作品の前半は、ニッポンでとまどう2人の珍道中。
後半は禅寺にて、静かな修行。
これが、デジカメで撮られているから、
親戚のおじちゃんのホームビデオを観せられている気分になる(笑)
本物のお坊さんの、ありがたいお話も聞けるし、
なにより、日本人なのに禅のことをちっとも知らない蛍風には
後半部分は、グスタフ達に同化して観ていた。
爆発的な笑いではない。
あえていうなら、ゆるゆるとしたテンションの低いお笑い。
「おじちゃん達は大変だったんだ〜」と
ホームビデオを観ている気分になる。
もしかしたら将来ホームビデオが一つのロードムービーとして
成立するかも?そんな可能性を感じる。
笑いあり、涙あり、哲学あり。
そしてエンディングがお経ということもあり
珍しい雰囲気を感じた作品。
『マイノリティ・リポート』『火山高』などと同時期のリリースのせいで
お客様には注目されにくいのが残念・・・。
監督/ドーリス・デリエ
出演/ウーヴェ・オクセンクネヒト
グスタフ・ペーター・ヴェーラー
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ウーヴェが仕事から帰ると、
なんと妻が子供を連れて家を出ていった後だった。
弟のグスタフに泣き言を聞いてもらいにいくと、
彼は日本に禅の修業に行くという。
かくして2人は日本にやってくるが、
迷子になったり、はぐれたり・・・。
はたして2人は無事「MON−ZEN」にたどり着くことが出来るのか?!
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この作品は劇場公開された時から注目していたもの。
なにせ缶コーヒーより安い値段の従業員レンタル価格にもかかわらず
電車賃かけて、料金はらって、食事あ〜んどお茶しても
観たいと思っていた作品。
結局お財布と相談して、レンタルリリースされるまで待ったんだけどね(笑)
まずウーヴェの家庭が描かれる。
子供がギャーギャー、子育ては妻にまかせっきり。
そんな夫に愛想をつかした妻は、ある日突然、家を出てしまう。
俺はど〜したらいいんだぁぁ〜・・・
愚痴を聞いてもらおうと弟グスタフの所へいく。
しかし弟は禅の修業しに日本へ行くという。
そんなら俺もついていくぅ〜・・・。
そうして2人は日本へとやってくる。
しかし、到着したその夜、一杯飲みにホテルを出たら
迷子になってしまう。
ホテルの名前もわからない。
タクシーに乗ったら、全然違うところで下ろされた。
歩きつづけて結局ダンボールで野宿。
ホテルが新宿で、タクシーから降りたのが銀座・有楽町方面と思われる。
そして野宿場所が渋谷。
いや〜、お2人さん、随分歩きましたね。
お金のない2人はデパートでテントを万引きしたり
回転寿司を食い逃げしたり。
おいおい、禅の修業に来たのに、不良外人じゃないか(笑)
運良くドイツ人女性と知り合い、ミュンヘンらしきところでバイトして、
なんとか目的地「門前」とたどり着く2人だが、
修行は想像以上に厳しくて・・・。
禅に憧れてた弟のほうが、先に泣きが入ってしまう。
成り行きでついてきた兄の方が、淡々と修行をこなしていく。
作品の前半は、ニッポンでとまどう2人の珍道中。
後半は禅寺にて、静かな修行。
これが、デジカメで撮られているから、
親戚のおじちゃんのホームビデオを観せられている気分になる(笑)
本物のお坊さんの、ありがたいお話も聞けるし、
なにより、日本人なのに禅のことをちっとも知らない蛍風には
後半部分は、グスタフ達に同化して観ていた。
爆発的な笑いではない。
あえていうなら、ゆるゆるとしたテンションの低いお笑い。
「おじちゃん達は大変だったんだ〜」と
ホームビデオを観ている気分になる。
もしかしたら将来ホームビデオが一つのロードムービーとして
成立するかも?そんな可能性を感じる。
笑いあり、涙あり、哲学あり。
そしてエンディングがお経ということもあり
珍しい雰囲気を感じた作品。
『マイノリティ・リポート』『火山高』などと同時期のリリースのせいで
お客様には注目されにくいのが残念・・・。
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